「Ori and the Blind Forest: Definitive Edition」美しくて難しい探索アクションの感想

せわしないゲーム一人用ゲーム,アクション,雰囲気

ori

Steam:Ori and the Blind Forest: Definitive Edition
http://store.steampowered.com/app/387290/

邦題:オリとくらやみの森

横視点の探索アクションゲーム。謎の精霊的な小動物のオリ君を操作してジャンプしたり弾を撃ったり壁を登ったりするやつ。ステージ進行に合わせて使えるアクションが増えて行く。追加されたアクションを使うためのステージが用意されているとも言える。

魅力は幻想的なグラフィックと壮大な音楽。特にグラフィックはこれより良いと言えるタイトルが思いつかないレベル。トレイラームービーのクオリティが最初から最後まで維持されている。

見かけの雰囲気とは違いアクションの難易度は高い。「そりゃないぜー!」と声が出てしまうような初見殺しトラップが随所に待ち構える。被ダメージ時の無敵時間が短い事もシビアだし、LRトリガーまでフルで使うアクション操作も複雑で難しい。ファミコンのメトロイドやロックマンをクリアできた記憶が無い下手プレイヤーの感想です。

アクションが苦手なプレイヤーへの救済として自分で好きな場所にチェックポイントを作り失敗した場合は即座にやり直す事ができるようになっている。チェックポイント作成は無限にできるわけではなく拾えるアイテム(青色のエナジー)を消費して行う。初めはそのアイテムを所持できる上限数が少ない。

所持上限数を増やすためのアイテム(エナジーセル=青玉)はちょっとした隠し通路に配置されていて、マップを隅々まで探索して回収する事になる。体力上限を増やすアイテム(ライフセル=緑玉)と共にこのゲームの難易度に大きく関わってくる部分。マップ探索を怠って一直線で進行すると後々きつくなるという事。

能力ツリーの中央ラインを進めて、マップ上に未取得アイテムを表示する能力を取ってから探索すると簡単に見つけられる。壊れそうにない木の扉は近くのランタンに「ライトバースト(光を投擲するスキル)」で光を灯すと開く。

ゲーム難易度は進行中でもメニューから変更できる。ノーマルで始めたものの火山のダンジョンで心が折れてイージーに変更した。ただ、イージーモードでもアクション自体の難易度は変わらないように思う。敵が柔らかくなり、自分が硬くなるだけ。

イージー化と共にマップを探索して取り忘れていたアイテムを回収した事で一気に難易度が低下。苦労した時間の中で自分の腕も少しは上がったという事もあってか、サクサクと進み意外とあっさりエンディングへ。火山はラストダンジョンだったのだ。ボリューム的には最後にもう一盛り上がりというか、もう1個くらいダンジョンが合っても良かったように感じる。

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Steam購入には無印版がもれなく付いてくるがプレイしていないので追加要素や変更点についてはよくわらない。1つ目の精霊の泉(セーブ&ワープポイント)から右に行ったエリアでゲームクリアに必須ではないアクションスキル2つ(ライトバーストとダッシュ)を取れたのでそのあたりは追加要素だろうか。

能力ツリーで覚えられるウルトラライトバーストとエアダッシュはこの2つスキルを強化するための物。早い段階で取っておけばゲームの進め方が大きく変わるのではないだろうか。なぜこの2つのスキルがクリアに必須でないと言い切れるかというと一度エンディングを見た後にこのエリアを探索したからである。無念。

ここまでのプレイ時間は10時間、700回のリトライ。メインテーマのメロディーはしばらく耳から離れそうにない。

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